深部静脈血栓症(エコノミ―クラス症候群)や足の血管が太く浮き出る下肢静脈瘤は下肢静脈エコー検査が有効です。
足の付け根から膝裏、ふくらはぎを中心にエコーゼリーを塗って血管内に血栓や炎症がないかを検査をします。
深部静脈血栓症は肺塞栓症の原因となる疾患です。脚の腫れや浮腫み、呼吸苦などの症状があれば本症が疑われ、エコーでの早急な診断が必須です。この検査ではよく似た別の疾患との鑑別をすることができます。
下肢静脈瘤の検査もエコー検査が主流です。エコー検査で静脈瘤の状態、範囲などの評価をします。
静脈瘤は見た目の問題だけでなく、むくみやしびれの原因にもなることがあります。外科的治療が必要な場合がありますが、弾性ストッキングの着用により進行の予防ができる場合があります。当院では日本静脈学会認定弾性ストッキングコンダクターの資格を持つ技師が患者様にあった弾性ストッキングの処方・指導をしています。