当クリニックでは中学生以上の診療としております。小学生以下はお受けできません。ご了承ください。
初診の方には問診票をご記入頂いております。可能な方はダウンロードして事前にご記入いただけると受付がスムーズです。
一人一人に最適な検査・治療を受けていただくため、ご予約の際におききする内容です。
症状や健診での異常所見等で、検査内容、検査時期も異なります。ご覧いただき、ご予約の際にお伝えいただければ幸いです。
動脈硬化
動脈は心臓から全身に酸素や栄養たっぷりの新鮮な血液を送る血管です。動脈はもともと弾力があり、血液がスムーズに流れるよう内壁がなめらかです。
動脈が厚く硬くなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
また動脈が硬くなると血管の内側がもろくなって粥腫(じゅくしゅ:コレステロールがたまってできるこぶのようなもの)ができ、血管の中が狭くなったり、詰まったり、粥腫がはがれて血液中をただよい細い血管を詰まらせたりします。
血管の内側がせまくなると必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうこともあります。また硬くなることで、血管はもろくなり破れやすくもなります。
進行すると脳や心臓、足などにさまざまな障害を起こし、生命に関わる危険さえあります。
動脈硬化によって起こるおもな病気には、虚血性心疾患・脳卒中・大動脈瘤・大動脈解離・腎硬化症・閉塞性動脈硬化症などがあります。
さまざまな症状を引き起こす動脈硬化症ですが、いちばん恐ろしいのは「気づきにくい」ことです。自覚症状が出たときはすでに重症化している人も多いのです。
手遅れにならないように、ふだんから血管の状態をチェックすることが大切です。