当クリニックでは中学生以上の診療としております。小学生以下はお受けできません。ご了承ください。
初診の方には問診票をご記入頂いております。可能な方はダウンロードして事前にご記入いただけると受付がスムーズです。
一人一人に最適な検査・治療を受けていただくため、ご予約の際におききする内容です。
症状や健診での異常所見等で、検査内容、検査時期も異なります。ご覧いただき、ご予約の際にお伝えいただければ幸いです。
心臓と循環について
心臓は、2つの心房(左房・右房)と2つの心室(左室・右室)にわかれています。
心房は心室の手前にあります。
■右心房:
全身で使われた血液が静脈を介して戻ってくるのが右の心房です。三尖弁という弁(一方通行のドア)を通って右心室に血液が送られます。
■右心室:
右の心室は収縮によって、肺動脈を通って肺へ血液を送ります。
肺の役割
肺で血液がきれいになります。
息を吸うことで気管を通って肺に酸素が入り、酸素が血液に溶け込みます。
血液の中の酸素と二酸化炭素を交換することが肺の役割です。
このような酸素を多く含んだ血液を動脈血といいます。
■左心房:
肺できれいになった血液が左の心房へ戻ってきます。僧帽弁という弁(一方通行のドア)を通って左心室に血液が送られます。
■左心室:
ポンプの役割をし、強力な収縮によって大動脈弁という弁(一方通行のドア)を通って大動脈につながり全身に血液を送っているのが左の心室です。
心房と心室が規則正しく収縮することで、全身へ血液が良好に流れることになります。
体循環(大循環)
まず血液は心臓の左心室から強力な収縮によって大動脈に送り出されます。
頭や腕、上半身、下半身、大動脈はだんだん枝分かれして小動脈、毛細血管となり、全身の筋肉や皮膚、臓器などに酸素と栄養素を運びます。
血液は細胞に酸素と栄養素を渡す代わりに、二酸化炭素と老廃物を受け取ります。この血液を静脈血といい、毛細血管から小静脈、大静脈と運ばれて心臓の右心房に入ります。
この一連の血液循環が体循環(大循環)です。